製品紹介-2: ダイヤモンドスタイラス

グラビア印刷とは?


シンテックではグラビア印刷用の工具『ダイヤモンドスタイラス(針)』を長年に渡って、自社で製造・販売しています。
昨今、環境問題が世界各国で声高に叫ばれる問われる中、
ダイヤモンドスタイラスを使っての切削加工(彫刻によるグラビア製版)は
他の印刷方式に比べて非常にクリーンな製版方法とし注目されています。
グラビア印刷とは、スタイラスが高速回転する銅の版(シリンダー)に多数のドット(専門用語でセルと呼びます)を彫刻し、そこにインクを流し込んで転写する方式を指します。


グラビア印刷というと、その名称から雑誌などがよく連想されるようです。
しかしその大多数は、日頃身の回りで目にする様々なパッケージです。
例えば…お菓子を始めとする食料品全般、タバコのフィルターや箱、ティッシュの箱、
また、飲料の缶やペットボトル、化粧品にシャンプー、洗剤のラベル、ロゴや品質表示もグラビア印刷です。
建材と呼ばれる家屋に使用する床材、壁紙、天井、家具の(木目調の)表面等もグラビア印刷で作られています。
手元にルーペをお持ちでしたら、手に取った何かの表面を拡大してみてください。
もしそれが多数のドットで形成されていれば、グラビア印刷で作られた商品に間違いないでしょう。


一時期より全体数が減りつつあるとは言え、日本は依然として新商品が短い期間に数多く発売されている特殊な環境です。
その中からヒットが出れば、その商品はロングセラーになります。
そこで課題となるのが製版工程の安定性と再現性です。また、見た目の綺麗さです。
もちろんグラビア印刷のシリンダーも消耗品です。永久には使えません。
しかしながら、仮に同じ柄を印刷するであれば、例えば10年、20年前に作ったものでも当時と同じ出来映えで再利用できる利点があるのです。
※特に建材は、飲食関連よりも流行り廃りがそこまで大きくないので、過去のシリンダーを何度も使うことがあります。
他の方式で作ったシリンダーは、同じ品質を保ちつつ、長い期間の印刷に耐えるのは非常に困難です。

印刷時の再現性を可能とするための大きなカギとなるのが、幾度となく名前が挙がっているダイヤモンドスタイラスなのです。
しっかりしたドットが彫れなければ、適量のインクを流す事ができません。
彫刻が不安定なシリンダーを印刷しても、お目当ての柄が出ないばかりでなく、色味もよろしくありません。
当社はこの製品製作に関して、約40年の実績があります。
先述の通り、全て国内(神奈川県横浜市)で一貫生産しており、品質と納期の管理が行き届いています。
新規製作と修理(主に再研磨)、いずれの対応も迅速に対応可能です。
ダイヤモンドスタイラスの他にもスライディングシューやバーカッター、関連治具も製造しています。
もちろんこのスライディングシューやバーカッターの再研磨も行っています。




ヘリオ:4KHz, 8kHz, 12kHz & タイプA オハイオ:丸シャンク,Vision 2 & Vision 3


cell profile : start cell profile : end (700hrs)
彫刻開始時 700時間経過


sty500 sty1000 sty2000
刃先 500倍(SEM画像) 刃先 1000倍(SEM画像) 刃先 2000倍(SEM画像)


シンテックオリジナル① 特殊加工ダイヤモンドスタイラス


現在お使いのスタイラス(針)に満足していますか?
・以前から使っているのでこれしか知らない。
・不満自体言いようがない、だって比較したことがないから。
その他、様々な理由で長年同じブランドのスタイラスで彫刻してはいませんか?
仮により良い針があるならば試してみてもいいかも分かりません。

2010年に当社が新たに開発した特殊スタイラスは、
綺麗なセル形状を保ったまま長寿命のパフォーマンスの実現に成功しました。
シリンダーへの銅めっきの質にもよりますが、国内外の他社の針よりも2倍から5倍長く使用可能です。
同時に長年頭を悩ませているであろう、加工中の針折れがほとんどなくなります。
言い換えれば、再版率が減少し、歩留まりが上がります。
長い時間使えるという事は、針を交換する頻度が低くなるとも言えます。
「機械のアイドルタイム減少=稼働率上昇」

ご興味があるようでしたら、無償サンプルを用意しますのでお問い合わせ下さい。

※現在御社でお使いの他メーカーの針を、当社で再研磨の上、特殊加工を施す事も可能です。
もちろんこちらも初回テスト分の代金は頂戴しません。

特殊加工スタイラスサンプルデータ


シンテックオリジナル② へリオ用 可動式バーカッター (特許取得 No. 5848715 )


IMG_0857

現行のバーカッター(バリカッター)は、しっかりバリを取り除いていますか?
カッターが上手く作動しないと、シリンダーの表面にクレーターや線傷などを残してしまいます。
特にシリンダーを小さな径から大きな径(逆も同様です)に変えて彫刻した際に問題が起こること多いようです。

バーカッターは、彫刻機が世に出回った当初から進歩していません。
バリを取り除くどころか、オペレーターの心に傷を残しかねません。
一体どうしてこのような事態が起こるのでしょうか?
それはシリンダーの径によってカッターの刃が当たる場所が変わるのに
カッター(ダイヤモンド)自体はその位置を変更できないからです。
ある径には適していても、その他のサイズには対応しきれないのです。

そんな多くのお客様からの要望にお応えし『可動式カッター』を自社開発しました。
⇒シリンダーの径に合わせて、当たる刃の角度が変えられるのです!!
『版の大きさ問わず、常に最適な当たり方で彫刻可能』ということです。

<
大きめの版には(←) 小さめの版には(→)


刃の部分は脱着可能ですので、再研磨の際は本体ごとヘッドから外す必要はございません。
設定に能力と労力を要する平行出しを行うのは初回のみです。

バリを綺麗に取り去ってくれる快感を是非味わってください。

“可動式バーカッター詳細はこちらから”



シンテックオリジナル③  ヘリオ用 “直動”シュー

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純正と遜色ない見た目と外寸 先端に秘密アリ、です…


スライディングシューは、彫刻ヘッドとシリンダーの距離を測る大切な器具です。

スタイラス(針)を交換する際に長さ調整が必要となります。
純正のシューは先端が回転しながら前後に伸び縮みして全長が変わるのですが、
この回転動作が時に厄介でして…
なぜならば、機械稼働時に当たり目によってダイヤモンドが偏摩耗し
その部分が回ることで、シリンダーに傷がつく事態が散見されるのです。

という訳で当社は回転しないシュー、回らずとも長さが調整できる
『直動』タイプを開発しました。
これにより常に同じ場所がシリンダーに当たるため
懸念材料だった傷とも縁が遠くなります。

また、先端部交換方法もより容易にしました。
純正品はホイール(ダイヤル)部分を緩めて中身を抜く必要がありますが、
この部分のネジピッチは非常に繊細で、内部に切粉(主に銅のバリ)が入り込むと
思わぬ故障の原因となります。
当社のシューは上部から中身を交換できるよう、改良を施しました。

もし傷でお困りでしたら一度お試しください。
※12kHz以外のヘッドに搭載可能です。

直動シュー詳細はこちらから


シンテックオリジナル④ 簡易砥石脱着クランプ (特許取得 No. 5848691)

IMG_2203

こちらは彫刻の前工程になりますが、上記と同様に皆様の声を反映して自社開発しました。
銅めっきを終えたシリンダーを仕上げる際、砥石研磨機をお使いの現場も多いと存じます。

機械に搭載する砥石は実際どのようにプレートに貼り付けていますか?
接着剤? 両面テープ? ホットメルト?(小さな樹脂を熱で溶かす方法)
しっかり着くまでどれくらいの手間暇を要していますか?
残業して作業を行っていませんか?
その労力はもちろん、同芯度、平行度、耐久性(はがれない)が気になったことはありませんか?
仮にコンロを使用している場合、どうしても火災の心配が付きまといます。

ちなみに使用後の砥石をはがす場合はどうしていますか?
溶剤に浸けていませんか?
薬品類はすぐにではないにせよ、人体へ何らかの影響を及ぼす可能性があります。
大切な従業員の健康を考えると、推奨できる代物ではありません。

この製品は砥石交換時の時間短縮はもちろん、砥石とプレートの同芯度、平行度もしっかり出ます。
誰でも簡単に取り扱えるので予備の(接着済み)砥石プレートを複数用意する必要もありません。
これまで接着作業に割かれていた時間を、他の作業に振り分けて下さい!
より綺麗で安全な現場での加工に取り組んでみてはいかがでしょう?

貸出し用のサンプルもご用意できます。
お使いの砥石サイズ、研磨機の機種によりチャックの寸法が異なりますので
ご希望の際は下記の3点を併せてご連絡願います。

① 砥石の内外径寸法 (例:内径φ50mm, 外径φ200mm)
② 砥石の番手 (例:#1500, #3000等)
③ 研磨機メーカー名 (海外メーカーでも対応できます)

”砥石チャック詳細はこちらから”


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