製品紹介-7: その他の加工

超硬加工


◆超硬加工

ご存知の方も多いかも分かりませんが、
超硬合金(タングステンカーバイト/WC)は、
通常のSK材やSUS材に比べると、加工が困難であり、
素材自体の価格も他の金属に比べて相対的に高めです。
しかし、利用の仕方によっては超硬はコストも抑えられ、
より良い性能の品物の製作が可能となります。
シンテックではお客様が作りたい製品に関して、
精度等の必要上から超硬への素材変更のご提案をする場合があります。
多くのお客様から「素材の変更により相対的なメリットが得られた」
といった嬉しい声をちょうだいしています。
「超硬は高いからなぁ…」というイメージをお持ちの方も、
まずは一度ご相談下さい。
wc-sample

超硬合金(タングステンカーバイト/WC)の特徴
①硬度・耐磨耗性に優れる
金型や工具の刃先に使用されるくらい、金属の中では硬度・耐磨耗に非常に優れた素材です。
②1個より粉末焼成可能
加工の難しさを成形時に補います。成形時に荒加工しておく事により、加工の工程を軽減できます
③バリが出ない
SUS、アルミなど微細品になればなるほど、加工時のバリが問題になってくるのですが、
超硬は粉末焼成素材の特性上、ほとんどバリが出ません。
従ってバリ除去の後加工が必要ありません。
ただし欠け易い素材ですので、各角に糸面取り加工は必要となります。


超硬合金ドリル


・シャンク(根元)径はφ0.2mm~φ0.5mm全てφ3.175mmになります。
・ご希望により※TiN, DLC等コーティングを施せます(※別途お見積り)。
・上記以外のサイズも取り扱いがありますので、ご希望サイズがお決まりの場合は、お知らせ下さい。
・基本的に即納の体制が構築されているので、すぐにお手元にお届けする事が可能です。
・使用の際は切粉や破損ドリルが飛散する場合がありますので、必ず保護メガネ等を着用願います。
・事故防止のため、ワークはバイス等で確実に固定した上で加工することをお勧めします。
・巻き込み事故の原因になりますので、ご使用時に手袋等は絶対に使用しないで下さい。
・ご注文は、基本的には10本単位で承ります。



超硬合金加工


超硬合金に限定する事なく、多くの種類の金属加工が可能ですが
高精度を要求されるケースは、特に超硬の加工を得意とし
これまで様々な内容の製品を数多く手がけています。



試作品、製品の加工技術開発


実は、製品開発の加工技術の開発も請け負っています。
オリジナルの加工機や治具を設計開発もできます。
どのような内容でも、お気軽にお声掛け下さい。



特殊素材加工


セラミックはもちろん、ベリリウム銅やバナジウム等の加工も対応可能です。
特殊な素材の加工を試作・量産含めて行っております。
下記以外の素材もご相談下さい。
割と柔軟にご希望に添えるかと思います。


素材 加工内容
・単結晶&焼結体&CVDダイヤモンド
・マグネット(ネオジウム・フェライト)
・ベリリウム銅(Cu-Be)
・サファイヤ
・CBN
・その他、脆性材料、セラミック、希土類(レアアース)等
・切断
・円筒研磨
・センターレス
・部品加工
・両面研磨
・穴あけ
・内面研磨
・その他、最善を尽くします!

鏡面加工



超硬合金(タングステンカーバイト)を筆頭に多岐に渡る素材が加工できます。
もちろん、単に面租度だけではなく「厚み寸法」「平面・平坦・並行」
といった点でも高精度な加工をご提供致します。
従来の加工方法では成し得なかった微細円筒ピンに対しても
ダイヤモンド工具メーカーとしての豊富なノウハウを活かし
平滑な面加工を実現しています。



鏡面加工-1 Mirro-like finishing-2



DLCコーティング





DLCコーティングとは・・・
シャフト(SKD11 焼き入れ)

各種素材の表面にDLCコーティングを施す加工を請け負っています。
非常に特徴のある加工で、用途によっては他に類を見ない素晴らしい性能を発揮しますが、
不向きな場合もありますので、ご利用の際には材質とご希望の用途をご教示下さい。
また、他のコーティングに関しても気兼ねなくご相談下さい。
DLCコーティングとは…
DLC=Diamond Like Carbon(ダイヤモンドのような炭素)の略称で、
アモルファス構造(結晶構造が長距離で無秩序になっている)が特徴です。
カーボン硬質膜で、基本的に水素と炭素が成分です。

①DLCコーティングの特徴
◆耐磨耗・低摩擦・耐触・耐凝着
ダイヤモンドに近い性質を持っており、耐磨耗性は他のコーティングに比べて高いです。
摺動性も非常に良好で面と面の摺動部や製品の回転部等にDLCを施すとスムーズな動きが長時間可能です。
上記の理由から製品精度を長時間維持できます。
コーティング面は有機溶剤、ほとんどの酸、アルカリに反応しません。
⇒アルミやハンダの耐凝着性に優れています。
仮に付着した場合も除去が容易です。
◆高精度品が製作可能
素材の剛性によりミクロン単位の加工が可能です。
他の金属比べ、加工中の変形やうねりが共に少なく、経時変化もほとんどありません

②DLCコーティングに不向きなもの
◆切削工具などの切削、断続加工用途
膜厚の平均が1.2μmと薄い上、ダイヤの特性からアルミ以外の切削工具には向きません。
摩擦には強い反面、衝撃にはもろく剥離を起こしやすいです。
◆表面粗さの荒いもの
コーティングを施す面が鏡面に近い程、密着性が上がります。
性能を存分に発揮するため推奨は0.8RS以下ですが、ある程度の研削面であればコーティングできます。
ただし、放電面や錆、研削焼けなどには対応できません。
◆穴等の内面
内面にはどうしてもコーティングが届きにくいため、
可能な範囲は穴径に対してアスペクト比で1:1程度となります。

③その他
◆硬度:2,500~3,500H,(参考)TiN 2,000Hv
◆処理温度:約250℃ですが、ゴム向けに100℃の低温処理もあります。
◆色:黒
WCピン(左:DLC前 / 右:DLC後)

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