年末年始の休暇について
2014/12/05 13:47


年の瀬も押し迫り、新年を迎える準備に追われている頃ではないでしょうか。

「大晦日、箱提灯は怖くなし」という川柳をご存知ですか?
かつて江戸の街に暮らす人々にとって、いつもは武士が持っている箱提灯が怖いのですが、
年の瀬のこの時期には掛取り(借金取り)が持っている弓張提灯の方が怖いと云う意味です。


大晦日が近づくと「掛取り」と云う鳥が、「節季」と云う木に留まり、
「取って来~か(トッテコ~カ~)」と鳴くとも言います。
現代と違って、江戸時代の庶民経済は、ほとんどが現金商売ではなくて「掛売り」、
簡単に言えば「ツケ」、すなわち後払いでしたので
商人は年が明けてまで勘定を延ばしたくありません。
何とか年内に全ての集金を済ませたいから、
毎年大晦日には様々な攻防戦があったようですね。


かく言う我々も、各々の支払いのせめぎ合いはいざ知らず
今年やり残した諸々が気になる季節となって参りました。
年内にすべきこと、何とか先延ばししても構わないこと
多忙にかまけて全く気にしない振りをしているものの
我が身を振り返る余裕くらいは常に持ち合わせていたいものですね。

さて、シンテックは12/26(土)から1/4(日)まで全社休業となります。
この間、電話やFaxを始めEメール等のお問い合わせにも
私どもからは十分にご対応できないことが予想されます。
皆様には何かとご不便をおかけするかも分かりませんが
何とぞご理解の上、ご了承ください。
皆様の中で後回しになさりたくない案件は、
早めにご相談頂けると大変助かります。
掛取りはなるべく避けられれば幸いです。


年末ご多忙の折ではございますが、お身体にお気をつけて
どなた様も良き新年をお迎えください。